「エビデンスありますか?」って言われると、ちょっとドキッとしますよね。
でも大丈夫。ビジネスでのエビデンスは難しい話じゃなくて、“その話を信じていい材料(裏付け)”を見せることです。
この記事では、エビデンスのビジネスでの使い方を、会議・メール・提案など場面別にわかりやすくまとめます。最後に、すぐ使えるテンプレも置いておきます。
まず結論:ビジネスでのエビデンスは「判断材料」
ビジネスでのエビデンスは、裁判みたいな「決定的な証拠」だけを指すわけではありません。
多くの場面では、**意思決定をしやすくする“判断材料”**のことです。
つまり、こういう状態を作るために使います。
- その提案、**やるべき?やめるべき?**が決められる
- 「たぶん」じゃなく、根拠が見える
- 会議が「感想戦」じゃなく、事実ベースになる
エビデンスとして強いものランキング(迷ったらこれ)
強い順に並べると、だいたいこうです。
- 一次情報:自社のログ、契約書、請求書、問い合わせ原文、議事録
- 定量データ:売上、CVR、解約率、工数、アンケート集計(件数・期間つき)
- 公的データ・業界データ:政府統計、業界団体レポート
- 二次情報:まとめ記事、解説記事、伝聞
ポイントは「相手が同じものを見て確認できるか」。
これができるほど、エビデンスは強いです。
ビジネスでの使い方はこの型が最強(1行テンプレ)
エビデンスを出すときは、難しく言わなくてOK。
この“型”だけ覚えると楽になります。
型:結論 → エビデンス → 条件(期間・母数・比較)
例)
- 「この施策は継続すべきです。エビデンスは直近6週間のCVRで、n=5,000、比較対象は先月です。」
- 「値上げしたほうがいいです。エビデンスは原価の推移表と競合価格表です。対象はA商品、期間は直近3か月です。」
「期間・件数・比較」が入るだけで、一気に“それっぽく”なります。
場面別:エビデンスの使い方(そのまま使える例文)
会議での使い方
会議では「確認できる資料」を短く添えるのがコツです。
- 「この案のエビデンスは、直近のアクセス解析です」
- 「賛成です。判断のために**エビデンス(期間と母数)**も共有できますか?」
- 「その意見いいですね。数字もあるとエビデンスとして強くなります」
おすすめの出し方
- 口頭で説明 → 画面共有 or 1枚資料で見せる
- データは「期間」「母数」「比較対象」を添える
提案(上司・クライアント)での使い方
提案は「信頼」が命。エビデンスがあると通りやすくなります。
- 「提案の根拠(エビデンス)は、A/Bテスト結果です」
- 「こちらの数字は、計測ツールのレポートがエビデンスになります」
- 「反対意見も想定し、別パターンのデータも添付します」
提案で強いエビデンス例
- Before/Afterの比較
- 施策と結果がつながるデータ(例:流入→CV→売上)
- 「なぜそう言えるか」が一目で分かる1枚
メール・チャットでの使い方
文字だけだと誤解が起きやすいので、エビデンスが効果的です。
- 「念のため、判断のエビデンスとして資料を添付します」
- 「この数字の出どころを教えてください。エビデンス確認したいです」
- 「後で混乱しないよう、議事録をエビデンスとして残します」
チャットで便利な一言
- 「エビデンス:◯◯(リンク)です」
- 「期間:◯月◯日〜、母数:n=◯◯、比較:先月です」
「エビデンスありますか?」と言われたときの答え方(テンプレ)
ここは実務で超使います。
すぐ出せるとき
- 「はい、あります。こちらがエビデンスです(リンク/添付)」
- 「エビデンスは◯◯です。**期間は◯週間、母数はn=◯◯**です」
すぐ出せないとき(詰まない言い方)
- 「今は手元にないので、確認して◯時までに共有します」
- 「一次情報に当たって、根拠を整理して出します」
- 「現時点は仮説なので、エビデンスを取ってから判断でもいいですか?」
“ない”と言うより、いつ出せるかを言うと印象が良いです。
エビデンスの作り方(3ステップでOK)
ステップ1:主張を1行にする
例)
- 「この施策は続けるべき」
- 「値上げすべき」
- 「採用要件を変えるべき」
ここがブレると、エビデンスもブレます。
ステップ2:一次情報と数字を集める
- ログ
- 売上/工数
- 問い合わせ
- 議事録
- アンケート(件数と期間)
最初は“完璧”じゃなくてOK。確認できる材料を揃えるだけで前進です。
ステップ3:ツッコミに先回りする
よく聞かれるのはこの3つ。
- 「いつのデータ?」
- 「件数(母数)は?」
- 「比較対象は?」
この3点を添えれば、だいたい通ります。
よくある失敗(これを避けるだけで上級者っぽい)
「どこかで見た数字」を使う
出典が言えない数字は弱いです。
最低でも「どこ」「いつ」「条件」をセットで。
都合のいいデータだけ拾う
バレると信頼が落ちます。
不利なデータも出しつつ「だからこうする」でまとめると強いです。
資料が長すぎて、何が言いたいか分からない
資料は厚くするより、要点を短くが正解。
1枚目に結論と主要エビデンスを置くのが鉄板です。
そのまま使える:エビデンス提示チェックリスト
会議前にこれだけ確認すればOKです。
- 結論が1行で言える
- エビデンス(資料/リンク)がある
- 期間が書いてある
- 件数(母数)が書いてある
- 比較対象がある(前月/前年/Beforeなど)
- 相手が確認できる状態(権限/添付)になっている
FAQ(よくある質問)
Q1. エビデンスって、どのくらい用意すれば十分?
A. まずは**「相手が判断できる最低限」**でOKです。結論に対して、主要エビデンスを1〜2個+期間・母数・比較があると通りやすいです。
Q2. 経験談や感想はエビデンスになる?
A. なりますが弱めです。経験談は「仮説」になりやすいので、できれば数字や記録で裏付けると強くなります。
Q3. エビデンスを求める言い方がキツくならない?
A. 「意思決定を早くしたいので」「認識を揃えたいので」と目的を添えると柔らかくなります。
例:「決めたいので、根拠となるエビデンスを共有いただけますか?」
まとめ
ビジネスでのエビデンスの使い方はシンプルです。
- 結論 → エビデンス → 期間・母数・比較
- 会議・提案・メールで、短く提示
- 「ない」ときは「いつ出すか」を言う
最後に便利な一言:
「この判断のエビデンスは◯◯です(期間:◯、母数:n=◯、比較:◯)」

