SNSで投稿をしたり誰かの投稿に反応したりする際によく使われるのが「ハッシュタグ(#)」と「メンション(@)」です。
どちらも重要な機能ですが、役割や使い方、意味はまったく異なります。
本記事では、InstagramやX(旧Twitter)、TikTokなどのSNSでの投稿時に欠かせないハッシュタグとメンションの違いを、初心者にもわかりやすく解説します。
ハッシュタグとは?
ハッシュタグ(#)は、投稿内容をカテゴリー分けするために使われるタグです。
「#カフェ巡り」や「#今日のコーデ」など、キーワードの前に「#(シャープ)」をつけることで、同じタグを使った投稿を一覧表示できます。
主な目的
- 投稿を検索しやすくする
- 同じ興味関心を持つ人とつながりやすくなる
- トレンドや話題に乗ることで投稿の露出が増える
使用例
- Instagram:#ランチ #おしゃれカフェ
- X(旧Twitter):#WBC #推し活
- TikTok:#チャレンジ名 #ダンス動画
ハッシュタグは、検索されることを意識したキーワードを選ぶのがコツです。フォロワー以外のユーザーにも投稿が届きやすくなります。
メンションとは?
メンション(@)は、特定のアカウントを投稿内で直接指定・呼びかけるための機能です。
「@ユーザー名」の形式で入力すると、相手に通知が届きます。
主な目的
- 誰かに向けた投稿や返信を明示する
- コラボやタグ付けとして紹介する
- 感謝や紹介を伝える際に使う
使用例
- Instagram:@cafe_tokyo でランチしてきました!
- X(旧Twitter):素敵なイラストを描いてくれた @artist_name さんに感謝!
- TikTok:@friend_name と一緒にダンスチャレンジ!
メンションは、相手に通知が届くため、エチケットを守って丁寧に使うことが大切です。
ハッシュタグとメンションの比較
項目 | ハッシュタグ | メンション |
---|---|---|
記号 | # | @ |
目的 | 投稿の分類・検索性向上 | 特定ユーザーへの呼びかけ・通知 |
効果 | 関連投稿が検索・表示される | 相手に通知が届く |
拡散力 | 不特定多数に届く可能性が高い | フォロワー間での交流が中心 |
投稿の例 | #旅行好きとつながりたい | @tokyo_trip ありがとう! |
ハッシュタグの効果的な使い方
- 投稿内容に関連するキーワードを選ぶ
- 多すぎず(5〜10個程度)、適切な数を使う
- 英語と日本語を組み合わせると検索性アップ
- トレンドタグを活用して拡散力を高める
ハッシュタグは「検索される」ための戦略でもあり、フォロワーを増やしたい場合に非常に有効です。
メンションの効果的な使い方
- コラボ相手や関係者を紹介するときに使う
- 感謝や応援メッセージを伝える
- リポストやタグ付けで相互フォローのきっかけに
- 相手が不快にならない内容であるかを確認
メンションは「通知」が届くため、節度あるコミュニケーションを心がけましょう。スパム的な使い方は逆効果です。
SNSごとの使い方の違い
- ハッシュタグは発見ページでの露出に直結
- メンションはストーリーズでの紹介に多用される
X(旧Twitter)
- トレンドに乗るにはハッシュタグが必須
- メンションはリプライや引用投稿でも使われる
TikTok
- チャレンジ参加時のタグ付けが重要
- メンションはコラボ相手の紹介に便利
プラットフォームによって、ハッシュタグとメンションの役割や効果が微妙に異なるため、特徴を理解して使い分けましょう。
やってはいけない使い方
ハッシュタグのNG例
- 無関係な人気タグをつける(ハッシュタグスパム)
- タグを大量につけすぎて読みづらい
- 誤字があるタグ(#lunch → #lunc)
メンションのNG例
- 無関係な有名人・インフルエンサーへの乱用
- 誹謗中傷や皮肉として使う
- DM代わりの個人的なやりとり
どちらも便利な機能ですが、マナーや文脈を考慮して使うことで、より良いSNSコミュニケーションが実現できます。
まとめ
ハッシュタグとメンションは、SNSを効果的に活用するための基本的かつ重要なツールです。
それぞれの違いや使い方を理解して、投稿の目的に応じて適切に使い分けることで、フォロワーとのつながりを広げ、発信力を高めていきましょう。