プッシュバントは、一見すると通常のバントと変わりがない打撃動作に見えますが、その実体は大変特殊な打撃テクニックです。
ただのバントと見せかけてプッシュバントで強い打球を転がすことで、守備側の意表を突くことができ、攻撃の選択肢を大きく広げられるのが特徴といえます。
ここから、プッシュバントの詳細な解説に移っていきます。
プッシュバントが使える場面、やり方のコツ、メリットやデメリット、守備側の対応法などについて、初心者にも分かりやすく解説していきます。
プッシュバントとは
プッシュバントとは、通常のバントとは異なる打球を生み出す特殊なバント技術のことです。
通常のバントではバットの芯から外れた打球になりますが、プッシュバントでは芯でボールを捉え、インパクトの瞬間に体重をかけて押し込むように打つことで、強い打球を転がすことができます。
プッシュバントのメリット
プッシュバントの大きな特徴は、強い打球を生み出せることです。
守備位置取りが通常のバントと異なるため、守備側の意表を突くことができます。
ランナーが1塁にいる場合、バントをしつつ自身も出塁できる可能性が高まります。
攻撃の選択肢が広がり、大きなチャンスにつなげられるのがプッシュバントの大きな魅力です。
プッシュバントのデメリット
一方で、プッシュバントにはリスクも伴います。
打球が野手の正面に転がった場合、高い確率でダブルプレーのチャンスを与えてしまう可能性があります。
技術的にも非常に難しいプレーなので、習得には相当な練習が必要です。
プッシュバントの練習方法
プッシュバントを成功させるためのポイントは3つです。
- バットを長く持つ
- バットの芯でボールを捉える
- インパクトの瞬間に体重を乗せて押し込むように打つ
この3つのポイントを意識しながら、投手からの pitch に向かって強い打球を転がす練習を行うことがおすすめです。
プッシュバントにおける守備側の動き
プッシュバントされた際は、守備側も特有の動きに注意を払う必要があります。
バントシフトでダッシュしてくる間も、打者の動きを見逃さずに対応することが重要です
プッシュバントやバスターなどの特殊な打撃パターンも頭に入れておきましょう。
さいごに
プッシュバントは攻撃の選択肢を広げる効果的な戦術ですが、高い技術を必要とし、リスクも伴います。
プッシュバントを有効に駆使すれば、大きなチャンスにつなげられる可能性が広がるでしょう。